2016年12月1日から店舗で販売される製品について、衣類等の洗濯絵表示が変更になることが昨年消費者庁より発表され、その施行日が近づいてまいりました。
その概要は以下のとおりです
| 平成28年12月1日から、衣類などの繊維製品の洗濯表示が新しいJIS L 0001（以下「新JIS」という。）に規定する記号に変更されます。 新しい洗濯表示では、ドラム式洗濯乾燥機等による「タンブル乾燥」、色柄物の衣料品等の漂白に適している「酸素系漂白剤」など新しい洗濯記号が追加されたり、適用温度がこれまでよりも細かく設定されたりすることなどにより、洗濯記号の種類が22種類から41種類に増えます。これにより、繊維製品の取り扱いに関するよりきめ細かい情報が提供されるようになり、洗濯によって衣類等が縮む又は色落ちするなどの洗濯トラブルの減少が期待できます。 また、国内外で洗濯表示が統一されることにより、海外で購入した衣類等の繊維製品の取り扱いなどを円滑に行えるようになると考えられます。 このように、新しい洗濯表示に変わることによって、一般消費者の利便性の向上が期待できます。 |
当面の間は、店頭において新しい洗濯表示と既存の洗濯表示がついた商品が混在することになりますので、新旧どちらの洗濯表示もしっかりと把握しておく必要がありそうです。
以下に新旧の洗濯絵表示を掲載します。
1.洗い方について
2.漂白について
3.絞り方について
4.タンブル乾燥について
5.干し方について
6.アイロンがけについて
7.クリーニングについて
| 旧JIS表示 | |
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液温は60度を限度とし、通常の洗濯が行えます。 |
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液温は40度を限度とし、弱い水流での洗濯が行えます。 |
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液温は30度を限度とし、手洗いが行えます。（洗濯機は使用できません） |
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洗濯はできません。 |
| 新JIS表示 | |
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液温は60度を限度とし、通常の洗濯が行えます。 |
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液温は40度を限度とし、弱い水流での洗濯が行えます。 |
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液温は40度を限度とし、非常に弱い水流での洗濯が行えます。 |
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液温は40度を限度とし、手洗いが行えます。（洗濯機は使用できません） |
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洗濯はできません。 |
| 旧JIS表示 | |
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塩素系漂白剤でによる漂白が行えます。 |
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漂白は行えません。 |
| 新JIS表示 | |
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塩素系及び酸素系漂白剤でによる漂白が行えます。 |
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酸素系漂白剤による漂白処理はできますが、 塩素系漂白剤による漂白はできません。 |
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漂白は行えません。 |
| 旧JIS表示 | |
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手絞りの場合は弱く、遠心脱水の場合は短時間で絞ります。 |
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絞ってはいけません。 |
| 新JIS表示 | |
| 新JISでの該当表示はありません。 付記用語にて対応となります。 |
| 旧JIS表示 | |
| 旧JISでの該当表示はありません。 |
| 新JIS表示 | |
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洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができます。 高温乾燥：排気温度の上限は最高80度。 |
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洗濯処理後のタンブル乾燥処理ができます。 低温乾燥：排気温度の上限は最高60度。 |
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洗濯処理後のタンブル乾燥処理はできません。 |
| 旧JIS表示 | |
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つり干しがよい。 |
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日陰でのつり干しがよい。 |
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平干しがよい。 |
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日陰での平干しがよ。 |
| 新JIS表示 | |
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つり干しがよい。
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平干しがよい。
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日陰でのつり干しがよい。
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日陰での平干しがよい。
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ぬれつり干しがよい。 |
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ぬれ平干しがよい。 |
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日陰でのぬれつり干しがよい。
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日陰でのぬれ平干しがよい。
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| 旧JIS表示 | |
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アイロンは210℃を限度とし、高い温度 （180～210℃まで）で掛けるのがよい。 |
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アイロンは160℃を限度とし、中程度の温度 （140～160℃まで）で掛けるのがよい。 |
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アイロンは120℃を限度とし、低い温度 （80～120℃まで）で掛けるのがよい。 |
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アイロンがけは行えません。 |
| 新JIS表示 | |
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底面温度200℃を限度とし、アイロン仕上げを行えます。
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底面温度150℃を限度とし、アイロン仕上げを行えます。
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底面温度110℃を限度とし、アイロン仕上げを行えます。
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アイロンがけは行えません。
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| 旧JIS表示 | |
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ドライクリーニングが行えます。 溶剤は、パークロロレチレンまたは石油系 のものを使用します。 |
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ドライクリーニングが行えます。 溶剤は、石油系のものを使用します。 |
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ドライクリーニングは行えません。 |
| 新JIS表示 | |
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パークロロレチレン及び記号Fの欄に規定の溶剤での
ドライクリーニング処理が行えます。 |
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パークロロレチレン及び記号Fの欄に規定の溶剤での
弱いドライクリーニング処理が行えます。 |
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石油系溶剤によるドライクリーニング処理が行えます。
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石油系溶剤による弱いドライクリーニング処理が行えます。
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ドライクリーニング処理は行えません。
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ウェットクリーニング処理が行えます。
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弱いウェットクリーニング処理が行えます。
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非常にウェットクリーニング処理が行えます。
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ウェットクリーニング処理は行えません。
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