2011年10月24日配信
カーテンの保温効果で冬の省エネ・節電対策を行おう!

この夏の節電・省エネ対策で大きな注目を集めたのが、遮熱カーテンと遮熱ブラインドでした。
何故注目を集めたのかというと、家の中に侵入する熱量のうち「窓」から侵入する分が、何と全体の約71%も占めており、エアコンの使用を控えるためには、その熱の侵入を防ぐ必要があったからです。遮熱カーテンや遮熱ブラインドは、通常のカーテンやブラインドよりも熱を遮断する効果が高く、室内の温度上昇をある程度食い止めることができるのです。このため、多くの方が遮熱カーテンを購入しました。

さて、節電・省エネ対策は夏だけのものではありません。原発反対ムードの高まりで、点検に入った全国の原子力発電所の再稼働が難しくなってきたこの冬は、夏以上の節電が求められるかもしれません。そこで、再びカーテンをはじめとするインテリア商品の出番となってきました。
夏に室内に侵入する熱量は窓からは71%ですが、逆に冬の場合、窓から部屋の外に流出してしまう熱量は約48%もあるのです。冬の節電・省エネ対策は、何といっても部屋の熱を外に逃さない「保温」がもっとも重要なテーマとなります。その意味では、夏と同様に冬も、窓に対する対策が不可欠というわけです。

保温性の高い厚手のカーテンを使用 カーテンの吊り方にも一工夫

まずは保温性の高い厚手のカーテンを選ぶことが第一の対策です。カーテンには素材やデザインなどさまざまな種類があります。夏に購入した場合は、透明感のある涼しげなデザインのカーテンを選びがちですが、皆さんのお部屋のカーテンはいかがでしょうか。もし夏用の薄手のカーテンでしたら、高い保温性は望めません。しっかりと目の詰まった厚手のカーテンをおすすめします。最近は保温性に優れたカーテンも販売されています。生地ごとに保温性能を表示しているメーカーもあります。
またカーテンに裏地をつけると、生地が厚くなり、空気の層が1つ増えるため、さらに保温性が高まります。

保温性を高めるため方法は、カーテンの生地選びだけではありません。そのカーテンをどのように吊るのかも大きなポイントとなってきます。
ポイントは3つあります。1つ目のポイントは、カーテンの丈サイズを、窓のサイズよりも大きくすることです。冷たい空気は下に向かうため、それを遮断するために窓枠から15cm〜20cmくらい下までカーテンを下げるといいでしょう。床まで下げて隙間をなくしてしまえばさらに効果的です。
冷気が漏れるのは下からだけではありません。カーテンのサイド部分の対策、これが2つ目のポイントとなります。カーテンを横からご覧になったことはあるでしょうか。実は横から見てみると、カーテンのサイド部分に大きな隙間があいていることに気が付きます。ここを塞ぐためのカーテンスタイルが、「リターン仕様」です。「リターン仕様」は厚手のドレープカーテンでサイド部分をかぶせてしまうもので、これによりサイドからの冷気の漏れを防ぐことができるのです。
そして最後の3つ目のポイントが、カーテンレールの上部からの冷気漏れです。カーテンレールの上部は、その構造上、どうしても隙間があいてしまいます。この隙間を、例えば天井いっぱいにカーテンレールを取り付けるなどして塞ぐのです。最近は、カーテンレールメーカーから上部を塞ぐカバーも販売されています。上部をカバーすることで光漏れにも対応できます。
ここまで対策できれば完璧です。

カーテンの保温対策はプロにお任せ
地域のカーテン専門店ならではの経験と技術、提案力

さて、こうしたカーテンでできる保温対策は、もちろんご自分でもできる部分はありますが、やはり経験と知識が豊富で、高い技術力を持つプロにお任せすることをおすすめします。特に現場での対応が不可欠なため、ホームセンターなどの大型店よりも、現場の状況に合わせた提案のできる地域のカーテン専門店にお任せするのが一番です。
ぜひ、「カーテン買うならこのお店」にて掲載している、地域の優良カーテン専門店をご用命下さい。

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