ヨーロッパのインテリア見本市情報---メゾン・エ・オブジェ編
世界の一流カーテンブランドがフランス・パリに集結
 
メゾン・エ・オブジェの様子
パリ市内で行われた「Paris deco off」
ドイツ・ハイムテキスタイルとともに、世界のカーテン業界からの注目を集めているのが、フランス・パリで開催される「メゾン・エ・オブジェ」です。「メゾン・エ・オブジェ」はカーテン、椅子張り、ベッドリネン、テーブルリネンなどのホームテキスタイルをはじめ、家具、テーブルウェア、ホームアクセサリー、ギフトなどのインテリアに関する商材が一堂に集結するホームファッションフェアです。その中でも、カーテン関連は「メゾン・エ・オブジェ・エディトゥール」という特別展示エリアがあり、世界中の一流カーテンブランドが顔をそろえて新作コレクションを発表するなど大変盛り上がります。
今年はパリ市内の各ブランドのショールームで新作発表会を行う「Paris deco off」(パリ・デコオフ)というイベントも併催し、街ぐるみでのイベントとなりました。
驚くようなデザインと色使い
価格だけではないカーテンの本当の魅力がそこにある
「ハイムテキスタイル」はカーテンの製造メーカー主体の見本市となっています。出展企業の中心は製造メーカーがメインで、ヨーロッパの製造メーカーはもとより、生地の生産地であるトルコや中国、インドなどからも多数出展します。一方の「メゾン・エ・オブジェ」は、エディターと呼ばれるカーテンブランドが出展者となります。特に一流といわれるブランドしか出展出来ないようになっているため、「メゾン・エ・オブジェ」はカーテン界のパリコレともいわれています。
今回は2つのイベントに分かれて開催されました。「メゾン・エ・オブジェ・エディトゥール」には、「デザイナーズ・ギルド」(イギリス)、「カサマンス」(フランス)、「エリティス」(フランス)などが出展、日本からも「サンゲツ」、「ニーディック」「DANPROJECT」が出展しました。また「Paris deco off」(パリ・デコオフ)には、「クリスチャンフィッシュバッハ」(スイス)、「クリエーションバウマン」(スイス)、「サコ」(ドイツ)、「オズボーン&リトル」(イギリス)、「ノビリス」(フランス)、「ルベリ」(イタリア)などが参加し、新作コレクションを発表しました。
世界のトップブランドの新作コレクションは、日本の我々からすると驚くようなデザインと色使いをしています。素材も最高級のシルクをふんだんに使ったり、テクスチャーもさまざまな加工を施すことで立体感を表現するなど、一枚の布をまるで魔法を掛けたようなデザインにしてしまいます。見るだけでうっとりとしてしまいます。
日本のカーテン市場は、どちらかといえば価格重視にかたよってきています。もちろん価格も大切な要素ですが、それだけですとカーテンの本当の魅力が分かりません。一流ブランドのカーテンは、それなりに高額になりますが、その分魅力的ですし、そうしたカーテンを掛けることで日々の暮らしが潤いのあるものになります。ぜひこうしたカーテンも一度見ていただいた上でカーテン選びを進めていただければと思っています。
もちろん、魅力的なカーテンは日本のブランドからも多数発表されています。今回は「サンゲツ」「ニーディック」「DANPROJECT」がメゾン・エ・オブジェに出展しましたし、昨年までは「スミコホンダ/川島織物セルコン」も4年連続出展していました。日本のカーテンデザインは、世界的にも高く評価されているのです。