地球環境にやさしいリサイクルカーテン
デザイン性と環境対応を両立したコレクション
川島織物セルコン「FELTA」(フェルタ)
先般開催された国連気候変動首脳会合で、日本の鳩山由紀夫総理大臣は、温室効果ガスを2020年までに1990年比で25%削減すると高らかに宣言し世界中から喝采を受けました。今や地球温暖化防止を中心とした環境問題は、日本国民全体、そして世界全体で取り組まなくてはならない状況にあります。
 
このように環境問題が重視される中、現在ではハイブリットカーやエコ家電、太陽光発電などさまざまな環境対策商品が登場していますが、カーテンやブラインド類についても、低炭素商品、リサイクル商品、省エネ商品などなど数多くの環境対策商品が発売されているのをご存知でしょうか。その中でも、今もっとも注目を集めているのが、(株)川島織物セルコンのオーダーカーテンコレクション「FELTA」(フェルタ)です。
 
回収からリサイクルまで、本格的なカーテンリサイクルシステム確立
CO2をほぼ100%発生しないケミカルリサイクルを導入
「FELTA」は、国内トップブランドとしてのデザインや素材へのこだわりはもちろんのこと、環境配慮型商品としても徹底的にこだわったコレクションです。そのもっとも大きな特徴は、オーダーカーテンで初めてCO2をほぼ100%発生させないリサイクルシステムを導入するなど、不要になったカーテンの回収から再資源化へ向けたリサイクルまでの本格的なカーテンリサイクルシステムを確立したことです。

カーテンリサイクルシステムのフロー図
オーダーカーテンのリサイクルシステムには、大きなポイントが2つあります。1つはやはり、どういったリサイクルを行うかということ。川島織物セルコンでは、新日本製鐵(株)と提携して国内最高レベルのリサイクルシステムを導入、使用済みカーテンを炭化水素油やガス、炭素などの化学原料として再生します。新日本製鐵のこのリサイクル手法は、コークス炉で無酸素状態のまま熱分解するため、CO2をほとんど排出しないという非常に高度な技術となっています。
もう1つのポイントが、使用済みカーテンの回収です。使用済みカーテンは「産業廃棄物」となるため、産業廃棄物処理法の規定によって、自治体を超えての移動が原則的に禁止されています。このためリサイクルする設備があっても、回収がうまく進まないことから、カーテンのリサイクルは運用することが難しくなっていました。今回のリサイクルシステムは、この回収システムも整備しました。自治体を超えて産業廃棄物を移動出来る「広域認定」を三菱商事(株)と共同申請で取得したのです。
これにより回収とリサイクルの両方を整備した、本格的なカーテンリサイクルシステムが登場したというわけです。

ちなみに「FELTA」は、先日発表されたグッドデザイン賞(主催:日本産業デザイン振興会)において、環境適応に優れた商品に贈られる「グッドデザイン・サステナブルデザイン賞」を受賞しました。こうした取り組みが、各方面から高く評価されています。これからのカーテン選びは、地球環境保護という観点も大切になってくるのではないでしょうか。
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